仙台藩の洋式艦船・開成丸の航跡

2022年3月11日に刊行した報告書、2件目は仙台藩が幕末に建造した洋式艦船(帆船)開成丸に関するものです。 佐藤大介・黒須潔・井上拓巳編著『仙台藩の洋式艦船 開成丸の航跡 幕末の海防構想と実践の記録 続く

古文書に記された「高輪築堤」③―弥十郎、「相州六ヶ村」で石材を確保

 高輪築堤の工事を請け負った平野弥十郎が残した日記、明治3年(1870)の続きです。いよいよ高輪の海上築堤の話題に移っていきます。出典は注記のない限り、桑原真人・田中彰編『平野弥十郎幕末・維新日記』( 続く

古文書に記された「高輪築堤」② 平野弥十郎、高輪で石材を切り出す

 仙台藩邸が新橋駅の敷地になる「高輪築堤」の建設に関わった平野弥十郎の記録、明治3年(1870)の記事の要約メモです。桑原真人・田中彰編『平野弥十郎幕末・維新日記』(北海道大学出版会 2001年)です 続く

仙台藩上屋敷の終焉―新橋駅設置の前史

新橋駅の敷地―仙台藩・龍野藩・会津藩の江戸藩邸 今回は、日本最初の鉄道の起点・新橋駅の敷地となった、仙台藩の江戸屋敷(江戸藩邸)についてのメモです。 仙台藩江戸藩邸については、2003年に刊行された『 続く

福島県川俣町・高橋家住宅での古文書調査

「高橋兼助旅日記」の原本を調査5月30日、福島県川俣町の、高橋家住宅に古文書の撮影調査に出かけました。以前に、伊勢参りの途中に立ち寄った東京で、「高輪を走る列車」を記録した、川俣町の絹商人・高橋兼助の 続く

旅人が見た「高輪の鉄道」ー福島の絹商人の記録から

「高輪築堤」の記録を求めて 先ほど平野弥十郎の事を紹介しましたが、一方で、あのとき東京にやってきていた旅人たちは、「蒸気車の走る高輪の築堤」のことを何か書いていないだろうか、ということを考えました。  続く

古文書に記された「高輪築堤」-平野弥十郎日記

 このサイトは「仙台藩・宮城県の歴史発信」をするつもりなのですが、「鉄虎」でもあるので、再び「高輪築堤」について。そういえば、Googleマップで現地の写真が見られるようになっていますね。新型コロナウ 続く

高輪築堤を見て、仙台城本丸石垣保存運動を思い出す

 JR東日本が東京の中心・港区高輪で進めている再開発工事の中で、非常に価値のある遺跡が出土しました。明治5年(1872)に開業した、日本最初の鉄道である新橋・横浜間の遺構「高輪築堤」です。約800メー 続く

あれから10年―歴史資料レスキューからの「3.11」の現在と今後

 2011年3月11日、午後2時46分。日本の観測史上最大の地震と、それによる津波が東日本を襲いました。あれから10年が経ちました。改めて、犠牲になられた方のご冥福をお祈り申し上げます。  私がNPO 続く

連載「災害と仙台 江戸時代・天保の古文書から」を終えて これからの課題

河北新報夕刊一面に、5回にわたって連載された特集記事「災害と仙台 江戸時代・天保の古文書から」の連載が終わりました。改めて河北新報ニュースサイトのURLを掲載します。なお、いずれもYahoo!ニュース 続く