11年目の「3.11」

あれから11年が過ぎました。犠牲になった約2万人のみなさまの御冥福を改めてお祈り申しあげます。 津波で被災した地域を研究フィールドとしてきた身として、地球の歴史という時間軸からみれば、私があのとき被災 続く

東京大空襲77年

 ロシアのウクライナへの蛮行から2週間。今日は子供病院が爆撃され多くの死者が出ている模様との報道。改めて即時停戦と撤退を求めます。  1945年3月10日の東京大空襲から77年目は、ネットに分刻みで投 続く

名振の「おめつき」2002年

2022年最初の投稿です。今年もよろしくお願いいたします。 私が2001年(平成13)から古文書調査で出かけていた、石巻市雄勝町名振では、毎年1月24日に「おめつき」というお祭りが行われています。今回 続く

あれから10年―歴史資料レスキューからの「3.11」の現在と今後

 2011年3月11日、午後2時46分。日本の観測史上最大の地震と、それによる津波が東日本を襲いました。あれから10年が経ちました。改めて、犠牲になられた方のご冥福をお祈り申し上げます。  私がNPO 続く

新型コロナウイルス関係の資料を集める 北海道での取り組みによせて

人類史上に残るであろう、新型コロナウイルスCOVID-19の大流行。その中で暮らす人々や社会の動きを知るための記録・資料を収集する取り組みが各地で始まっています。1月27日に北海道放送「今日ドキッ!」 続く

救済と通貨不安ー小津久足「陸奥日記」より

伊勢松坂(三重県松阪市)の商人で江戸深川に拠点を置いた有力商人・湯浅屋の主人で、旺盛な文芸活動が注目され始めている、小津久足(おづ・ひさたり)。彼が天保12年春(1841)の陸奥・松島への往復の旅路を 続く

奥松島を訪ねる―東松島市宮戸室浜の景観・2006年と2020年

12月25日午後、石巻市での用務の帰路、奥松島を訪ねました。「3.11」以前に撮影した各地のデジタル写真のうち、「20040229鳴瀬町」というフォルダで整理していた写真の中に、集落を写したものがあっ 続く

灰色の巨壁に思う―石巻市雄勝町名振にて

12月2日、葉山神社へ古文書を返却した日の午後、石巻市雄勝町名振を訪ねました。2000年夏に古文書調査で初めて訪問した、当時の雄勝町の、海沿いの集落の一つです。 石巻市雄勝町も含めた宮城県の三陸沿岸で 続く

石巻市雄勝町・葉山神社への被災古文書返却

12月3日の「河北新報」朝刊で、9年9か月前の東日本大震災で被災した、石巻市雄勝町の葉山神社所蔵古文書の返却についての記事が掲載されました。 葉山神社の古文書、修復が完了 津波で被災、仙台のNPOが9 続く

江戸時代の台風と海難事故(その1)

 今年2020年も、日本列島に上陸した台風により各地で被害が出ています。9月に入ってからも、「記録的な暴風雨」が懸念された台風10号があり、目下は台風12号が日本列島に近づいてきています。上陸すること 続く