河北新報夕刊に特集記事の連載が始まりました

宮城県に本社を置く、河北新報夕刊の特集記事「災害と仙台 江戸時代・天保の古文書から」を監修しています。連載1回目「地震と水害 立て続けに城下襲う」がweb公開されました。今回は、天保6年(1833)夏 続く

新型コロナウイルス関係の資料を集める 北海道での取り組みによせて

人類史上に残るであろう、新型コロナウイルスCOVID-19の大流行。その中で暮らす人々や社会の動きを知るための記録・資料を収集する取り組みが各地で始まっています。1月27日に北海道放送「今日ドキッ!」 続く

救済と通貨不安ー小津久足「陸奥日記」より

伊勢松坂(三重県松阪市)の商人で江戸深川に拠点を置いた有力商人・湯浅屋の主人で、旺盛な文芸活動が注目され始めている、小津久足(おづ・ひさたり)。彼が天保12年春(1841)の陸奥・松島への往復の旅路を 続く

奥松島を訪ねる―東松島市宮戸室浜の景観・2006年と2020年

12月25日午後、石巻市での用務の帰路、奥松島を訪ねました。「3.11」以前に撮影した各地のデジタル写真のうち、「20040229鳴瀬町」というフォルダで整理していた写真の中に、集落を写したものがあっ 続く

灰色の巨壁に思う―石巻市雄勝町名振にて

12月2日、葉山神社へ古文書を返却した日の午後、石巻市雄勝町名振を訪ねました。2000年夏に古文書調査で初めて訪問した、当時の雄勝町の、海沿いの集落の一つです。 石巻市雄勝町も含めた宮城県の三陸沿岸で 続く

石巻市雄勝町・葉山神社への被災古文書返却

12月3日の「河北新報」朝刊で、9年9か月前の東日本大震災で被災した、石巻市雄勝町の葉山神社所蔵古文書の返却についての記事が掲載されました。 葉山神社の古文書、修復が完了 津波で被災、仙台のNPOが9 続く

古文書の中のアメリカ大統領

 明日11月3日、4年に一度のアメリカ大統領選挙が実施されます。世界に絶大な影響力を持つ国の指導者を決めるこの選挙、、世界中の注目を集めるものです。  私は2016年9月にアメリカに出張したのですが、 続く

古文書の中の鉄道-幕末の仙台藩商人・皆川喜平治、アメリカ新大陸の鉄道を知る

 10月14日は「鉄道の日」です。旧暦の明治3年9月12日、西暦1872年10月14日に、東京・新橋と横浜の間に、日本で初めての鉄道が開業した日にちなんでいます。当時の新橋駅は、もとの仙台藩江戸屋敷の 続く

8000両の難船 江戸時代の台風と海難事故(その2)

 仙台の城下町と領内に、洪水による大きな被害をもたらした天保6年閏7月7日の台風。「丸吉皆川家日誌」によれば、それから14日後の閏7月21日夜から22日(西暦1835年9月13日から14日)、磐井郡藤 続く

江戸時代の台風と海難事故(その1)

 今年2020年も、日本列島に上陸した台風により各地で被害が出ています。9月に入ってからも、「記録的な暴風雨」が懸念された台風10号があり、目下は台風12号が日本列島に近づいてきています。上陸すること 続く